こんにちは。
夢を叶える就労トレーニング下之郷です!
下之郷教室では、活動の中に「メモ取り」を入れています。
活動自体は、お子さんに紙とペンを渡して、職員が読み上げる文章の
対越だと思うと箇所を自由にメモしてという内容でスタートしました。
「メモを取る」という行為を大人は特に苦なく行えていると思います。
ただ、発達障害を持つ、お子さんにとってメモを取るという行為は
複合的な要素が必要な高度な行動になります。
まず、「メモを取る」という行動は、耳から聞いた情報整理と
必要箇所のピックアップ、字として残すための書字動作を行う必要があります。
発達障害のお子さんの中には、
耳から入る情報を整理することが苦手なお子さんが多いです。
もちろん、聞いた情報を覚えること、要点をメモを取らずに
覚えて置けるお子さんもいます。
メモを取ることが苦手なお子さんの背景には、
マルチタスクの苦手さや集中の苦手さ注意を向け続けることの苦手さがあります。
コミュニケーションを支える4つの要素
コミュニケーションにおいては、
主に4つの要素が重要になるとされています。
・処理速度:何かを処理するのが遅く、相手の速度に付いていけなくて混乱します。
・ワーキングメモリー:一度に覚えておける量が少なく、頭で覚えて要約するときに、
最初に覚えておける量が非常に限られるため、
メモに書かなければいけない量に対応できず混乱します。
・知覚統合:言葉によらない視覚情報を処理する力です。
図やイメージを見て考えることや、空間認知などが関わります。
要約していく能力や特徴を押えていく力が弱いので、
メモを書きにくいということがあります。
・言語理解:そもそも知識が少ない、知識に偏りがあり前提とすべき
知識がないために相手の言っていることを把握しづらいことがあります。
実際に相手とのやり取りの中から学びを行う支援例についてはこちら↓
また、相手の立場に立って考えることや文脈を把握することが苦手なお子さんもいます。
例えば「お母さんいますか?」と言われた時に、
お母さんを呼んでくるという対応ができず、
「お母さん?あ、います」と答えて話が終わってしまう感じです。
「お母さんいますか?」という質問が、
「お母さんがいれば呼んできて欲しい」という文脈のものだと
理解したり次に相手が言うことの予測をするのが苦手なケースです。
このケースの場合であれば、「家で電話を取る」と仮定して、
家に掛かってくる電話の多くは親御さん宛ての電話がほとんどのため、
大人の誰か宛ての電話であることを伝えて、親御さんの名前が出たらメモするように
意識して聞く箇所を絞ることも手立ての一つです。
聞いたことを紙に書くだけではない。手段を組み合わせて自分がわかるように!
相手から聞いたことの要点をまとめたり、内容を残しておく際に、
聞く箇所を絞って聞くことや、
白紙に聞き取ったことの要点をまとめることが苦手な子については、
予め、いつ、どこで、だれが、どのように、なぜやったか、
ということを書いておいてから聞くようにするのも一つです。
また、現代のツールを活用するのであれば、音声録音ツールを活用して、
反復して指示を確認できるということをお子さんに伝えることや、
口頭ではなく、付箋、書面やメール、メッセージアプリ等で
指示を受けるという方法だってあります。
お子さんが自分に合った方法を見つけたり、
選択肢があることを知れるキッカケになるように
今後もメモ取りの活動は続けていきます♪
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