こんにちは!
夢を叶える就労トレーニング下之郷です。
下之郷教室では、お子さんが登所した際に、お子さん自身の健康チェックシートを記入してもらっています。
現在は、体温や体の中で痛いところはないかなどの体調確認や
シャツが出ていないか、靴下に穴が開いていないかなどの身だしなみチェックを行っています。
毎日、事業所(放課後等デイサービス)に登所できることの大切さ
地域の就労継続事業所や就労移行支援事業所を見学させていただく中で、
施設の方から実際に就労するうえで大切なことの一つに
「決められた日に、休まずに出社してくれることがまず大切です。」
ということでした。
※もちろん、体調不良や通勤中に巻き込まれてしまう可能性もあるので、その場合には
「〇〇で遅れます。」「〇〇で休ませてもらいたいです。」などの報連相のスキルが必要になります。
毎日、出社するための自己管理ができてもらえると嬉しいという就労系事業所さんからの声もあり、
下之郷教室では、お子さんが自身の健康状態を把握したり、意識できるようになってもらうことも目標の一つです。
お子さんの中には、夜寝た時間も「何時に寝たっけな~??」「わかんない…」と就寝した時間を
必死に思い出そうとしているお子さんもいます。
睡眠は情緒の安定や、疲労回復などの大切なことの一つです。
自分の睡眠を振り返り、少しでも「もう少し早く寝ようかな」「遅く寝るとなんだかボーっとするな」
ということに気づいて生活習慣を少しずつ変えていけることにつながればと考えています。
ただ、毎日通うためには、特にお子さんの場合は「楽しい」「ワクワクする」「面白い」
というポジティブな思いを、行く先に思えるように支援者側が工夫をしていくことが大切だと考えています。
お子さんに伝えるには、支援者側の工夫が必要!!
どんなことでも同じですが、今回のブログのテーマでもある毎日、通学・登所、いずれは出社することの大切さについて
私たちがお子さんに説明するときにはできるだけお子さんがイメージしやすいようなストーリーで伝えています。
「〇〇さんが、お菓子を作っているお店の社長さんで、新しいお菓子を100個作りたいと思ったとき、
自分ではどんなに頑張っても50個しか作れない。その時どうする?」
「誰かにお願いする場合もあると思います。」
「誰かに頼んだのに、その人が「行きたくないから休みます。」と言ってずっと休んでたらどう思う?」
とお子さんたちに聞くと「困る・怒る」などの反応があります。
お子さんたちに説明する際には、身近な話題を題材にしてお子さんたちの頭の中でイメージできる表現を使いつつ、
相手の感情にも気づけるような働きかけを行うことで、共感性をはぐくむことにもつながると考えています。
まずは、自分自身のことを知って大好きになっていくところから始めよう
健康チェックシートの項目には、「体の中で痛いところはありますか?」という項目があります。
発達障害を持つ方の中には、内臓感覚を感じにくいお子さんもいらっしゃいます。
ですので、意識的に自身の体に意識を向ける機会を作り、内臓感覚を感じ取れるようにというねらいもあります。
また、自分の身だしなみを鏡や自分の目で見て確認し、まずは自分という存在を意識することをお子さんに行ってもらっています。
この健康チェックシートが習慣化していき、家庭でもチェックシートを思い出して行動してくれるように
私たちも引き続きお子さんのサポートをしていきます。
支援する大人もしっかり健康管理は意識しないといけないですが・・・^^;
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