こんにちは!
夢を叶える就労トレーニング下之郷教室です。
地域で育つお子さん達と地域の食を学ぶ
秋になりますと、あちらこちらの
家の軒先に吊るされている干し柿。
長野県は、全国で干し柿の
生産一位でもある地域です。
今年は特に柿が豊作でたくさん実っている
柿の木を沢山目にしました。
干し柿は、すぐには食べることができない
渋柿を使って作ります。お子さん達と一緒に
干し柿づくりに初挑戦!
美味しい干し柿にな〜れ!
手先の活動を取り入れお子さん達の特性を知りお子さん達に寄り添う下之郷教室
さっそく、ピーラーを用意し、
放課後に集まったお子さん達と
柿むきをしました。
ビニール手袋をして片方の手で
柿をしっかり押さえ、
もう片方の手でピーラーをもち皮を剥く。
簡単な作業のように思いますが、
発達障がいの特性を持つお子さん達には
手先を使った作業が苦手なお子さんも
多いです。
力の入れ具合がわからずに
力いっぱいピーラーを柿に押しつけて
強く掘るように動かすお子さんや
うまく剥けず更に力を加えれば良いと思い
体全体を硬直させて
汗を掻きながら剥くお子さんもいました。
「疲れた!」と言っては休み、
また、ピーラーをもって始める
お子さんもいました。
A君もその一人で、他のお子さんよりも
「疲れた!」「もうヤダ!」
を言う言葉が多く発するお子さんです。
今回の皮むきも「疲れた!」と言っては
その場から去ってウロウロ歩き出したり、
「疲れた!」と言っては、
寝転んだりすることが多かったですが、
「やめた!」と言わず
少し休んでは再度チャレンジしていた
お子さんです。
サボろうと思っていたり、
やりたくないからということではなく
全身に力を入れて行うので
続けて行うことができないのです。
このように体の全体で作業をしていたり、
道具の使い方、力の入れ具合が
分からないお子さんが多く、
長く続かない為、周囲にも怠けているなどと
誤解もされやすいです。
皮むき一つとっても
お子さん達の特性がみえてくる
いい機会となりました。
頑張って剥いた柿は吊るして乾燥させ
おひさまの力を借りて干し、
甘く美味しい干し柿となります。
全部で、150個あまりになりました。
次回はこの干し柿を販売するにあたり
話し合いをした様子をお伝えします。
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