こんにちは。
夢を叶える就労トレーニング下之郷です。
童謡「一年生になったら」の歌詞の中にも出てくる、「友だち」
日々、お子さんたちと関わる中でも「友だちとケンカした」「友だちを作りたい」
「友だちから嫌なことを言われた」「〇〇ちゃんと友だちやめる」などお子さん達から話を聞くこともあります。
友だちが多い子もいれば、少ない子もいます。
お子さんの中では、友だちが多い方がより良いと思っているお子さんもいますが、
一体友だちの定義はどんなものなのでしょうか?
友だちとは何? その定義と考えについて
結論から言ってしまえば、どこからどこまでを友だちと思うかは「人それぞれ」です。
私たち支援者がお子さん達に「友だち」についてできることは、
・友だちの定義は人によって異なるということ
・お子さん自身の友だちについての考えを整理できるようにサポートしてあげるということ
だと考えています。
先日も、友だちとは何かについてお子さんと話し合いを行いました。
インターネットで調べてみると、
「お互いの本音を話せるか」
「困ったときに支えようとすることができるか」
「一緒にいても苦ではないか」などなど様々な定義が載っています。
ただ、どこからどこまでが友だちなのかを明確に線引きすることは難しいです。
友だちとは相手と契約を結ぶものでもないですし、約束でなれるものでも無いと考えています。
また、友だちが少なければ・多ければということで人を評価することも違うと思います。
形のない友だち像 一つの考えと支援
これもあくまでも一つの考えになってしまいますが、
友だちとは、
・注意しあえる人
・助け合える人
・高めあえる人
・自分の短所を笑って許してくれる人
のことだと思います。
友だちと呼べる存在を作っていく上では、
自分の好きなことや気持ちを表現する力
相手の立場に立って考える力も必要です。
発達障害を持つお子さんの中には、気持ちを伝えることや、
相手の気持ちを想像することが苦手なお子さんもいます。
「友だちが欲しい。でもなかなかできない」と悩んでいるお子さんもいます。
そこで、他人との関係性を築く技術としてあるのがソーシャルスキルトレーニングです。
訓練を繰り返し行い技術としてお子さんに体得してもらうことを目指してます。
気を許せる「友だち」を持てることは人生の中でもプラスに働くことが多いと思います。
ただ、「友だち」という言葉に縛られすぎてしまうと、マイナスのベクトルを自分に向けてしまい
体調や気持ちが崩れてしまうこともあります。
相手と関わる技術を身に付けてもらいつつ、自己肯定感を上げていき、
お子さんごとの人とのつながりのサポートを今後も行っていきます。
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