自主登所ができてきているお子さんの次の一歩 夢を叶える就労トレーニング下之郷

こんにちは!

夢を叶える就労トレーニング下之郷です。

 

車社会の長野県では、お子さん自身で電車を使用して移動をすることに親御さんも心配になります。

私たち支援者も心配と期待が入り混じる気持ちで冷や汗をかきながらもお子さんから少しずつ離れていき、

お子さん自身での自主登所を行っていけるように支援を行っています。

 

自主登所(公共交通機関の利用)で出てくる課題とは・・・?

お子さん自身の力で登所してくる時には、下記のような点が課題になります。

・切符の購入

→事業所のある上田圏域では無人駅も増えてきています。

お子さん自身で券売機で切符を選択して購入していただくことが求められます。

 

・下車駅の理解

→どの駅で下車するのかを判断する方法はお子さんによって異なります。

アナウンスの耳からの情報・文字・駅舎の外観・車内表示の数字など

お子さんが理解できる部分のツールを使って判断してもらっています。

 

・音・匂いへの適応

→電車ごとのモーター音や乗客の方の声などへの適応が求められます。

 

・交通ルール

→道路を歩く上でのルール・電車内でのルールを知り、実行できる力が求められます。

 

・乗り遅れた・乗る過ごした時・その他トラブル時の対応

→不測の事態が発生した時の対応ができることが求められます。

 

などを一つずつクリアしていき自主登所が行えるようになっていきます。

 

自主登所に向けた取り組みと地域とのつながり

地域の学校から、下之郷教室まで電車を使用しての自主登所を行っているKさん。

Kさんは普段の登下校時も電車を利用しているお子さんです。

下之郷教室での利用もあり、親御さんもKさんと電車の利用練習を家庭で行ってくださいました。

 

普段の下校時には、電車の乗り換えはせずに一駅乗車してそこで親御さんがお迎えにきているKさん。

下之郷の利用にあたっては、電車の乗り継いで教室まで来ます。

 

何度か職員も同行して、改札の場所や降りる駅などを確認し、職員が後ろで見守っていれば一人で登所できる

までに成長しています。

とある日の事業所へ向かう電車内で、Kさんは一日の疲れもあり、乗り継いだ電車でうとうとしていました。

職員は、下車する駅で起きれるか、確認するためにギリギリまでKさんには声を掛けませんでした。

するとKさんは、下車する駅のアナウンスが流れたことを聞いていたのか目を覚まして、自分から下車することができました。

 

ただ、一人での完全自主登所には不安もあるため“連絡”をするスキルの練習を行っていきます。

Kさんは非常時用に学校の許可を得て、携帯電話を持参しているお子さんなので

・予定の電車に乗る

・乗り換えの電車に乗る

・下之郷教室の近くの予定の駅に着いた

上記場面で、教室に連絡をしてもらうことを次の一歩として考えています。

連絡をするということは、Kさんが働きに出られた際にも使用することが出てくるスキルです。

 

一人ずつ、着実に自主登所できるように支援していく中で、自主登所は私たちの事業所だけではできないことに気づかされます。

親御さんや学校、鉄道会社の方の協力と連携があり実現ができている支援内容になります。

お子さんが言っていることを聞こうとしてくださったり、切符やお金を取り出すのに時間が掛かっても待ってくれる駅員さん

電車の時間に合わせて下校できるように調整してしてくださる学校の先生方

地域とのつながりを大切にしながら今後もお子さんの支援を行っていきます。

 

※今回は自主登所について書いてきましたが、自主登所ができるようにならないといけない。

ということではありません。障害福祉サービスの中には行動援護、移動支援というサービスもあるので、

そのようなサービスを受けることも選択肢の一つです。

自主登所はそのお子さんが選べる選択肢の1つとして行っています。

 

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