ボードゲームを通して学ぶ「お金」と交渉する力 放課後等デイサービス

支援教材

こんにちは。

夢を叶える就労トレーニング下之郷です!

 

下之郷では、ボードゲームを用いて、お子さん達にコミュニケーションの機会や、

情緒のコントロールを行う力、お金についての知識を身に付けていけるように支援を行っています。

 

※アナログゲームに関する関連記事は下記になります。

アナログゲームでコミュニケーション能力の向上をねらう 放課後等デイサービス
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駆け引きがわかると面白い。お金の教育につながるモノポリーゲーム

下之郷教室では最近モノポリーで遊ぶことが増えてきています。

今までは、「人生ゲーム」が主流でしたが、夏休み期間のお子さんの利用時間が長いタイミングで

モノポリーも開始しました。

まず、モノポリーというゲームは簡単に言うと「土地(不動産)やお金を独り占めするゲーム」です。

 

人生ゲームと比較するとより、経営的な思考を体験できるゲームとなっています。

 

現在は、有名なキャラクターが使われているモノポリーで

お金ではなく、コインを集めてキャラクターの世界の土地を買っていき、

ボスを倒して最終的にポイントの高い人が勝ちというルールで行っています。

 

モノポリーの中では、友だちとの交渉の場面が出てきます。

例えば、

Aくんが所有している土地にBくんが止まった場合、BくんはAくんに場所のレンタル料を支払は無くてはなりません。

手持ちのコインで支払いができる場合もあれば、手持ちのコインが一枚もない場合もあります。

その場合、もしBくんが土地を所有している場合は、その土地を銀行に売却してコインに変えるか、

Aくんに所有している土地を譲ることでレンタル料を支払ったことにするということも可能にしています。

また、交渉次第ではレンタル料を減額してもらうことも可能です。

 

ゲームの既定のルールもありますが、その時のお子さん達に合わせたりとオリジナルルールで

楽しめるのもボードゲームの面白さの一つです。

 

お金の譲渡をどう捉えるか?

遊びを進めているとコインも土地も無くなってしまうお子さんがでてきました。

その時に、Cくんはコインが無くなってしまったお子さんに自分のコインを分けてあげました。

一見すると相手に対して優しい対応をしてくれたと感じられますが、

ただ、このコインをあげるという行為についてはどのように扱っていくか検討しています。

 

あくまでもゲームの中でのことなのでそこまでこだわる必要な無いかもしれませんが、

お子さん達には活動の一環で金融庁が発信している「お金ドリル」も行ってもらっています。

 

金融庁×うんこドリル うんこ おかねドリル 全年齢対応 | うんこ学園 (unkogakuen.com)

 

その中では、【友達でもお金の貸し借りはしてはいけない】となっており、

お金の貸し借りはトラブルの元になる可能性があるとされています。

 

自分がコインをたくさん持っているから、半分分けてあげる

かわいそうだからコインをわけてあげる。

 

相手のために何かをしてあげることは素晴らしいことです。

ただ、それがお金となると特に注意が必要になります。

 

次回以降では、「お金の勉強のため」という点も意識して職員から

伝えて取り組んでいきたいと考えています。

 

 

 

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